樹木の形状が語ること

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こちらの写真は日本を代表する天然林のブナ林。ブナは比較的気温の低い環境に生育し、この場所は冬季に5m〜8m程度の積雪量があり、雪が半年以上の期間残る環境です。

写真向かって左側のブナは道路側に傾いています。それらブナの木の根元をみると、道路側に根元が曲がって生えていることが分かります。

このような根元を曲がらせてしまうのは「雪」です。

降り積もった雪は、雪解けをしながら斜面をゆっくり下ってゆきます。その際に雪の重みがブナの幹にかかります。そのためブナの幹が曲がってしまうのです。つまり、幹の曲がっている側が斜面の下側になります。

したがってこの写真は、左側が斜面上部で右側が斜面に下側にあたることが分かります。

山に入って、霧に包まれ、ホワイトアウトの状態になり、自分の進む方向を見失うことがあります。樹木の立ち姿や根元の形状は、自分の進む方向を見定める要因の一つになるのです。

*霧の中での移動は危険です。霧が晴れてから移動をするように心がけ、山で道に迷ったら連絡を!